学校

病態運動学

肩関節について
  • 例えば骨折した場合、「施されたオペがどれくらいの骨折の固定力があるかどうか」というものを知り、理学療法においてなにがプラスで、なにがマイナスなのかを考えながらオペの文献を読む必要がある、と。
  • 肩関節で筋の障害でよく原因になるのが棘上筋。腱板断裂がよく起こるため。
  • 神経障害では腋化神経麻痺。三角筋が萎縮。
  • 筋皮神経麻痺では上腕二頭筋が麻痺を起こす。上腕二頭筋は肩の安定性に重要。
  • 腕神経叢麻痺では髄節、支配筋が複数あるので肩への影響は大きい。外相が無くてもウィルスによる感染でも起こる。
  • 肩甲上神経麻痺では、棘上筋・棘下筋麻痺が起こり、投球動作やバレーのアタックなど、ダイナミックに肩関節を動かすような人に多い。ダイナミックな動きを行うと肩甲骨も大きく動く為、肩甲切痕を通る肩甲上神経を圧迫する為。棘上・棘下筋はC5支配の為、他のC5支配の菱形筋や上腕二頭筋に影響がないと、肩甲切痕での圧迫による肩甲上神経麻痺ということが限局できる。
  • 肩甲骨面は前額面から30°傾いた面をしている。また、烏口肩峰靭帯と関節窩との間に棘上筋が通過するsupraspinatus outletが存在する。ここでは、外転して大結節が肩峰にぶつかる前に棘上筋が肩峰に圧迫されることにより起こる、インピンジメントが発生しやるすい。
  • 肩甲上腕リズムの障害では、肩甲骨が過剰に動く場合と、動かない場合とがある。動かない場合は当然腕の動きが少なくなる。過剰に動く場合は、肩甲上腕関節の拘縮によるもの(passive ROMにより、肩甲骨が過剰に動く。骨頭の下についている筋などの軟部組織が原因。)と、三角筋、棘上筋が弱い(activeで判明。passiveでは問題なし。三角筋、棘上筋が弱いために肩甲骨周囲の筋や体幹によって代償している。)ものがある。これらは、passive ROMによって見分ける事が出来る。即ち、passiveで可動域制限がないなら筋力の問題、ということになる。

PT評価

足関節背屈で散った_| ̄|○ 覚えてないわけはないんだけど、言わされると気が動転してるのか、ありえない間違いする。ということで、足関節背屈の復習。
基本軸:腓骨への垂直線
移動軸:第5中足骨
参考可動域:20°