学校

まぁ、基本的な事ばっかで恥ずかしいけど復習がてら・・。

物理療法

物理療法の定義

電気、温・寒熱、水、光線、力などの物理的エネルギーを生体に応用することによってその機能の活性化と恒常性の維持・改善などを図る。

温熱の生理学
  • 体温調節機構

恒温動物では、環境温などの環境条件の変化にかかわらず生体内部の温度が狭い温度域内に調節されている。(体温内で変動幅は2℃以内におさまる。)
生体に加冷・加温が行われると、体内温を一定域内に調節しようとする体温調節反応が引き起こされる。
この調節を行う機構が体温調節機構といわれる。
<加冷・加熱に対する生体の調節的応答>
①温度受容器

  • 皮膚温度受容器
  • 中枢神経内温度受容器

Barbour〜視床下部加温で血管拡張
Simon〜脊髄の選択的冷却によりふるえ。

  • 体深部中枢神経系外温度受容器

大血管、内臓など。
②体温調節中枢
温度受容器から中枢へと伝達。視床下部で受容器からの情報を統合。現在は中脳・延髄レベルまで広がっていると考えられている。
③体温調節反応

  • 自律性体温調節反応

意志とは無関係。
鄯熱産生〜ふるえ(骨格筋の収縮)と非ふるえ(内臓や褐色脂肪細胞(新生児期まで))
鄱熱抵抗(熱絶縁)〜熱抵抗増加:寒い→皮膚血管収縮→皮膚血流量低下→皮膚温低下→熱放散低下。熱抵抗減少:暑い→皮膚血管拡張→皮膚血流量増加→皮膚温上昇→熱放散量増加。
鄴水分蒸発
不感蒸発、発汗(環境温29℃以上)、気道

  • 体温調節行動

意識的。運動等。

ADL

脳卒中のADL

一応大事なとこと、忘れかけていたとこだけ。

動脈硬化を起こした部位に血栓が形成され血管の狭窄ないし閉塞を引き起こした梗塞が起こったもの。安静時発症が少なくない。意識障害は無いか、あっても軽度。CT所見は発症後1〜2日後に責任病巣にX線低吸収領域が発現。X線高吸収領域を欠く。

  • 脳塞栓症

脳の血管内に外部から流れ込んだ栓子が血管を閉塞して梗塞を起こす。失語・失認などの大脳皮質症状を伴うことが少なくない。CT所見は発症後1〜2日後に責任病巣にX線低吸収領域が出現し、数日後に出血性梗塞によるX線高吸収領域の混在を病巣部位に見ることが多い。

随意運動の神経路。大脳皮質の運動野(ブロードマンarea4)から放線冠を通って内包の後脚から中脳の大脳脚へ。橋を通り上部延髄の錐体へ。下部延髄で神経線維の90%が錐体交叉し、反対側の脊髄側索を下行(外側皮質脊髄路)。残りの神経線維は同側の脊髄前索を下行(前皮質脊髄路)し、各レベルの脊髄で交叉。

  • 寝返り

寝返りの方向は健側を原則とする。
①健側下肢を患側下肢の下に入れる。
②健側の手で患側の手首を握り、肩関節を屈曲する。
③頚を屈曲、健側回旋し、両上肢を健側へ倒す。
④頭→肩→腰の順に回旋しながら横になる。

  • 起き上がり

①寝返りの方法で健側へ側臥位となる。
②患側下肢の下にいれた健側下肢でベッドの端に両下腿を下ろす。
③頚、体幹を屈曲、回旋させて体をおこして肘をつく。
④さらに起き上がり肘を伸展させ、手のひらをつく。